英語が話せないのに海外に来てしまった

言葉が通じないと悲しいね

英語とそれ以外の言語が飛び交う国

すごく短期間でしたが、マルタという小さな島で生活していました。

マルタはマルタ語と英語が公用語です。日本語全く通じません。

地中海にある小さな島で、ヨーロッパや諸外国から人が集まります。
フランス語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ポルトガル語など…聞き取れませんが、EU圏内では、24か国語もの公式言語が使用されています。

初めてのおつかい

ある日、家の合鍵を作るように頼まれました。

不安…

マルタに来て数日の頃は泣くほど英語を拒絶してましたが、カンペを作ればなんとか行けるかも?という精神に切り替えて挑戦してみることにしました。

場所は前の週に1度訪れて(営業時間が終了してた)把握してたので、行くことはまずクリアです。

①「Can I make a spare key?(スペアキーは作れますか?)」
②「How long does it take?(時間はどれくらいかかりますか?)」
③「How much is it?(値段はいくらですか?)」

Google翻訳で調べてカンペを作りました。

おつかいは成功したのか?

意外と簡単に出来ました。

①Yes
②5分
③2.75€

数字が分からなかったので、身分手振りで聞いてみました。最初、金額が275€だと思いました。海外は高いなあ…と思いながら2回聞き返したら、電卓に入力して教えてくれました。

今回は欲しいものを伝えるのが難しいミッションでしたが、買い物は義務教育の英語学習を思い出しながら何回か挑戦しました。

ショップなら欲しいものをレジに持っていってお金を払う。

飲食店なら「This one」とメニューを指差せばなんとか伝わります。

分からないときは「I don’t know」か「I don’t understand」と言い、単語やボディランゲージで教えてもらいました。

ヌーブラを買うための闘い

マルタで買い物するのにも少し慣れた頃です。英語が話せなくて辛い経験になりました。

ある日、ふらっと街のショップに入りました。

ヌーブラがあったので買おうとすると、胸を指差して「Small?」と言われました。
「Yes」と答えて、現物を見て一番小さいサイズを買いました。

埃だらけでボコボコの箱の商品を渡されました。日本だったらありえないことも海外にいれば笑い話です。

家に帰って実際にみると小さい…。

すぐに1つ上のサイズに交換してもらうためにもう1回店に行きました。
「Change?」と単語を使って交換してもらいました。

この時点で、店員さんが何か言ってましたが、理解できず…。
恐らく、「使用した?それなら返品できないよ」的なことだと思います。

また、家に帰って開けてみると小さい…。あれ?サイズ変わってないのかなあというくらい。

すぐにまた交換を求めて店へ…
そうすると、すごい勢いで説明されました。理解できず…
恐らく、「あなたの胸は小さいから合わないし、ヌーブラの使い方はこうで…」という感じのことだと思います。

それでも私はネットでサイズを調べていたので、希望するものがいいと言いました。

胸の大きい店員は「それは私のサイズであなたは一番小さいのがいい」というようなことを言いました。そして、英語が話せないし、理解できないんだねといい、交換してくれました。

店員さんは怒ってて早く帰ってほしそうでした。
申し訳なくてチップを渡そうとしたら、要らないと言われて、もっと申し訳なくなりました。

英語が話せないから話にならない

今回のように商品を2回も交換することがマナー違反であれば、英語を話せない以前に申し訳ないです。

英語を話せないので、「Sorry」しか言えませんでした。

返品・交換の件も怒らせてしまった原因ですが、英語を話せないこともすごく怒っていました。

英語が話せないから仕方ないじゃんっと開き直っていましたが、英語は世界共通語なので、英語を話せない外国人がおかしいんだなっと身をもって知りました。

彼らは私が日本人だからと日本語に合わせてくれません。彼らの母国語も英語ではないかもしれませんが、どこの国の人だろうが、英語で話します。

英語が話せなくても、ある程度キャッチボールが上手くいけば誰でもフレンドリーに接してくれます。

しかし、私みたいに分からなくなり何も言葉を発しなくなると一気に存在がなくなります。キャッチボールが出来ないと相手も困り果て、それをしっかりと態度で表します。

英語が分からないのはつらいこと

英語が話せないだけではなく、英語が聞き取れないので、生活する上で「会話」が出来ません。

「会話」ができないとコミュニケーションが取れません。

日本にいても、スーパーに買い物に行く、ショッピングをする、外食する上で店員さんとしっかり「会話」する場面ってそんなにないです。

マルタでは、街で猫と遊んでいると通りすがりの人が声をかけたり、レストランでは美味しいかと聞かれたり、日常の中でも会話を求められる場面があります。

相手は疑問系で話すので、笑って相槌するだけじゃ何も広がりません。

そして、英語が話せない私に対してみんなが「Try!」と英語を話すように促して応援してくれます。

ありがたいけど、結構辛くて。

英語が話せなくても大丈夫ではないです。生きてるけど、英語が話せないから日本で暮らしたい…

スポンサーリンク
PAGE TOP